目代邸




新婚時に聖が設計したアパートメントにお住まいだったことがきっかけで、新居の設計を依頼してくださいました。

玄関から続く土間を家の中心に配置し、床に敷いた瓦を外にも伸ばすことで、内外の曖昧な空間が生まれました。
裏山を借景した窓からは庭の緑と一体となって自然を身近に感じることができます。杉材・土佐しっくい・瓦・土佐和紙・柿渋紙など自然素材を組み合わせ、リクエストいただいた「無垢材を使った木の家」を実現しました。

竣工から20年ほど経った頃、瓦土間続きのパーゴラを内部空間に取り込む改修工事を行いました。新しい空間でピアノを弾いたりお酒を愉しんだり、新たな暮らし方を楽しまれています。


ゆとりある住まいのコンクール 入賞


所在地:高知県高知市
竣工年:1997年
主要用途:住宅
構造規模:木造2階
延床面積:132.60㎡